スキーを楽しむには用具一式がなければ滑ることができません。ゴーグルからヤッケ、リュクサックなどを揃えていくと結構な身支度になります。今は、これらのものは大抵はスキー場に行けばレンタルで借りることが出来るのですが、何度かツアーなどで行き慣れている人は、自分で揃えるようになります。特に、スキーとスキー靴・ストックは身長に合わせて揃えると、ゲレンデを滑る時にエッジの効きが違うため、とてもレンタルを借りる気にはなりません。
このような人は、自家用車も冬道を走れる車に買い替えるものです。雪が降ってくると子どもの様に、嬉しくなるのです。ところが、スキーという娯楽はスポーツなのです。慣れてきた時が、一番危険な時だと思うことです。
ツアーで参加していた時には、行き帰りはすべて寝てこれるし、ツアー会社の指示で危険な場所には行かないようにいわれます。それが、日帰りを自家用車で行くとなると、早朝出発して3時間運転し、日中滑って、夕方に帰ると体力は考えている以上に衰退をしています。また、慣れたゲレンデで油断も出てくると、新雪を求めて危険地帯に入って行くこともあります。ツアーと違って単独行動となりますから、遭難しても気が付くまでに時間がかかります。
ツアーというのは、団体行動のために自由な活動は制限されますが、それだけ危険を避けて組まれているのです。雪山で一日滑ると体力の消耗が激しいため、深夜の帰りバスはみな熟睡するのです。